宮崎駿ワールドへ
2006年 10月 26日
友人に誘っていただき、「三鷹の森・ジブリ美術館」へ行ってきました。
数々のジブリの作品は、私と子供たちとの暮らしの歴史のひとこまでもあります。子供たちの成長の節々に、ジブリの作品がありました。作品のひとつひとつに、その時の、子供たちの年齢や、作品を見たときの、楽しそうな、また考え込むような様子などが浮かんできます。
10時の開門に合わせて、友人と並んでいたところ、私たちの後ろに、お孫さん連れの年配の女性の方が並んでいました。お孫さんは、バギーに乗った1~2歳くらいの幼児、そのお母さんも一緒です。ジブリの若い男性スタッフが、館内ではバギーが使えないので、たたんでバギー置き場に置いてくださいと、丁寧に案内をしていました。
すると、その年配の女性の方が
「 じゃあこの子はどうすればいいの?この重い子を抱っこして歩けというの?あんたは、子供を抱いたことがないからそんなこと言えるのよ!ここは、『 優しく 』ないねえ~ 」
捲くし立てました。
近くで聞いていた私たちもびっくり!!
ジブリ美術館は、入館前売り予約制です。館内は、まさにジブリの世界・・・おとずれた人々のすべてが、その世界にゆっくり浸れるように様々配慮があり、その配慮ゆえの規則もあります。館内カメラ禁止は、撮るよりも心に刻んでほしいという配慮です。井の頭公園の木々を、そのまま残しながら建てた建物の造りから、階段も多く、絵コンテや本が並んだ小さな部屋もあり、小さな子供も多い中で、たくさんのバギーが行き交うことは、かえって危ないのです。事故が起こらないように『 優しさ 』ゆえの規則です。エレベーターはありますが、小さいのが1台です。車椅子の方や、盲導犬・介護犬を連れた方へは、スタッフが付きっ切りで案内をしていました。
年を重ねるごとに、自分自身の考えや主張が強くなっていることに気が付きます。たくさん経てきた人生経験から、このくらいは大丈夫、もう分かっているからこれでいい、と自分の尺度だけで物事を判断したり、人に押し付けたり、ずうずうしくなっていたり、勝手な思い込みがあったり・・・そんな頑なな心も生まれてきます。
いつまでも、「 柔軟な心 」で周りのことへも心を傾けることが出来る人でいたいと、自分自身を振り返る出来事でした。
秋晴れの空の下、井の頭公園の緑の中の、トトロの世界までの道のりは、本当に美しくすがすがしい景色でした。
数々のジブリの作品は、私と子供たちとの暮らしの歴史のひとこまでもあります。子供たちの成長の節々に、ジブリの作品がありました。作品のひとつひとつに、その時の、子供たちの年齢や、作品を見たときの、楽しそうな、また考え込むような様子などが浮かんできます。
10時の開門に合わせて、友人と並んでいたところ、私たちの後ろに、お孫さん連れの年配の女性の方が並んでいました。お孫さんは、バギーに乗った1~2歳くらいの幼児、そのお母さんも一緒です。ジブリの若い男性スタッフが、館内ではバギーが使えないので、たたんでバギー置き場に置いてくださいと、丁寧に案内をしていました。
すると、その年配の女性の方が
「 じゃあこの子はどうすればいいの?この重い子を抱っこして歩けというの?あんたは、子供を抱いたことがないからそんなこと言えるのよ!ここは、『 優しく 』ないねえ~ 」
捲くし立てました。
近くで聞いていた私たちもびっくり!!
ジブリ美術館は、入館前売り予約制です。館内は、まさにジブリの世界・・・おとずれた人々のすべてが、その世界にゆっくり浸れるように様々配慮があり、その配慮ゆえの規則もあります。館内カメラ禁止は、撮るよりも心に刻んでほしいという配慮です。井の頭公園の木々を、そのまま残しながら建てた建物の造りから、階段も多く、絵コンテや本が並んだ小さな部屋もあり、小さな子供も多い中で、たくさんのバギーが行き交うことは、かえって危ないのです。事故が起こらないように『 優しさ 』ゆえの規則です。エレベーターはありますが、小さいのが1台です。車椅子の方や、盲導犬・介護犬を連れた方へは、スタッフが付きっ切りで案内をしていました。
年を重ねるごとに、自分自身の考えや主張が強くなっていることに気が付きます。たくさん経てきた人生経験から、このくらいは大丈夫、もう分かっているからこれでいい、と自分の尺度だけで物事を判断したり、人に押し付けたり、ずうずうしくなっていたり、勝手な思い込みがあったり・・・そんな頑なな心も生まれてきます。
いつまでも、「 柔軟な心 」で周りのことへも心を傾けることが出来る人でいたいと、自分自身を振り返る出来事でした。
by tmsay-612
| 2006-10-26 21:36
| 雑感