門出
2007年 03月 30日
幼稚園から大学まで、ずっとこの都会の真ん中で暮らしてきて、学生時代の友人も、親類も、ひとりも知り合いの人のいない地方での新しい暮らしですが、特に不安気な様子もなく、とても楽しみに、出かけていきました。
ここしばらくの間、寮に送る引越しの準備、研究室の整理、大学院の卒業式、しばらく会えなくなる友人たち、クラブの後輩たちとの送別会など・・・毎日のスケジュールがいっぱいで、落ち着いて話をする暇もありませんでした。お互いに、「あれをした?」「これは終わったの?」という連絡事項を確認することで精一杯で、慌しく今日を迎えました。
新生活のお祝いに、お赤飯でも炊いてお祝いしてあげましょうと思っていましたが、ついに家族でゆっくり夕食を囲む時間もなく、過ぎていきました。
「また、時間が出来たら帰ってくるよ~」と、まるで今まで大学へ通っていた時と変わらない様子で、さらりと出かけていった彼に、ここ数日、もう二度といっしょに暮らすことはないな、と少し寂しさを感じていた私は、ほんの少し救われました。
ところで先日、息子の卒業と就職を祝って、祖父母を交えてのお祝いの食事をした「フォーシーズンホテル・椿山荘」のレストランで、こんな気の利いたデザートを用意してくださいました。
椿山荘の広い庭にある桜も近くに見える江戸川公園の桜も満開で、ご馳走も景色もとても良い思い出になりました。
これからは、海外生活を含めて、広い社会に羽ばたいていく息子の健康と幸せを祈りたいと思います。
by tmsay-612
| 2007-03-30 15:30
| 家族