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日々の暮らしの中で、心に残った小さな出来事やその日の私の思いを記憶に残したい・・・


by tmsay-612
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ハイジ

小学校4年生の時に、祖父に買ってもらって読んだ本、ヨハンナ・シュピリの「アルプスの少女ハイジ」は未だに忘れられない1冊です。本を読むことが日常の楽しみの一つになったのは、この本がきっかけでしたし、スイス・アルプスの山々への憧れもずっとこの時から続いています。

その「ハイジ」がイギリスで映画化され、7月から日本でも公開されています。
ハイジ_a0072737_15145071.jpgチラシやインターネットを調べてみると、幼いときからずっと描いている「私のハイジの物語」のイメージを壊さない素敵な映画のようでしたので・・・昨日、友人と恵比寿ガーデンシネマで字幕で見てきました。
とても素敵な映画でした。大げさな脚色をすること無く、淡々とした演出で、おじいさんもハイジも演技とは思えない、アルプスの山からそのまま出てきたようなとても自然な雰囲気でした。あらすじを知って見ていますので、ハラハラドキドキすることも無く、周りの景色や、登場人物の表情など、ゆったりと見ていられたのもよかったのかもしれません。子供のお話ですが、大人も充分楽しめる映画でした。友人と、ハリウッド映画では味わえない、なんともいえない余韻を感じて満足して帰ってきました。

「スイス」といえば、私たち日本人の知らない「スイス」について紹介している本を読んだことを思い出しました。
ハイジ_a0072737_1553112.jpg
前駐スイス大使・国松孝次さんの 「スイス探訪・・・・したたかなスイス人のしたたかな生き方」です。国松さんといえば、オウムの幹部に銃撃されその後奇跡的に回復された元警察庁長官です。本屋さんでこの本を手にするまでは、スイス大使をされていたとは知りませんでしたが、この本は、3年間の大使在任中に感じられたスイスについてのエッセイ集です。
スイスといえば、「観光」 「ウイリアム・テル」 「ハイジ」 くらいしかうかばない私たち日本人の偏った知識を、もう少し広くスイスの歴史・政治・文化・経済について紹介しています。
フランスでもドイツでもイタリアでもない 「スイス」・・・勤勉で有能な国民性、建国以来堅持してきた直接民主制、そしてそれを支える強固な共同体意識・・・今まで知らなかった「スイス」のある側面が少し理解できる本です。
by tmsay-612 | 2006-08-31 16:21 |